「え？ はんざい！ですか？」
「いいえ、は・ん・ず・あ・い です」
訪問看護ステーションが立ち上がって10年が経過し、今ではそんな会話も懐かしく思い出します。
創設当初は、電話でこちらの事業所の名前をなかなかわかってもらえず、苦労していました。繰り返し、声を大きくはっきりと伝える事で、わかってもらえたという事が多々ありました。どうしてそんなわかり難いネーミングにしたかというと…
看護の「看」は「手」+「目」⇒「て」+「め」⇒「はんず」+「あい」なのです！
手と目で、しっかりと観察・アセスメントし、確実な技術と心のこもったケアを提供する事で、その方が安心して暮らせるように看ていく訪問看護ステーションなのです。
ステーションのイメージカラーはピンクとブルー
私たちの制服はもちろん、会社のカーテン、ブラインド、家具にいたるまで、ピンクとブルーでまとめています。10年経つと年齢も上がってきて、色に負けない若作りも必要となってきていますが（笑）
さて、「はんずあい」は九州の一番北、関門海峡を目の前に望む海と山に囲まれたところに事務所を構えています。北九州市の中でも高齢化率が高く、1人暮らしや老々介護の方もたくさんいらっしゃいます。海から山までの距離が近いため、坂道も多く、車の入れないところもたくさんあります。そこで暮らす方々は、明るく、人情にあふれ元気いっぱいです。それでもどうしても助けが必要となり、依頼をされる方もおられます。
私たちも、利用者の方を全力で支えるために、地域や介護事業所と協働して、一人ひとりに寄り添って看護させていただいています。雨風の中、雪の中、坂道を頑張って登って訪問していますが、なぜか少しも痩せません…
これから超高齢化社会を迎えようとしています。私たちもその世界に一歩ずつ進んでいきます。「はんずあい」は現在「門司」と「小倉」二箇所のステーションで可動していますが、今年12月には一箇所に統合して大規模化、機能強化型訪問看護ステーションを目指していきます。24時間３６５日稼動できる体制にして、国が掲げている、住み慣れた地域で最後まで暮らせるお手伝いをしていけたらと節に願っています。
最後に「はんずあい」のスタッフをご覧下さい。
こんなにたくさんいるの？
いえいえ、この写真は昨年、開設10周年記念のものです。この10年間「はんずあい」で一緒に仕事をした仲間たちです。転居や結婚、出産などでやむなく辞めていった人も、またそれぞれの地で頑張っています。北九州、福岡、他県で見かけるかもしれないスタッフを今後ともよろしくお願い致します。
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